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第21回 大江戸線句会(牛込神楽坂・11月21日)

第21回 大江戸線句会(牛込神楽坂・11月21日)_b0029438_2243550.jpg
 小春日和。参加者10名。(うち1名は投句のみ)

 都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂」駅の地上に出たら、一番乗り。小春日和の気持ちのいい天気だ。
 神楽坂周辺は、都内でも珍しくあえて住居表示による地名変更をしなかった地域で、集合場所も電柱の表示に箪笥町とある。
 地図を見ると、矢来町、横寺町、袋町、津久戸町、細工町もあり、俳句におりこみやすく、早速メモをした。坂も多く、その名称も地蔵坂や袖摺坂に瓢箪坂。

 メンバーで、まずは早稲田通りに面した朱塗りの鳥居のある毘沙門天の善国寺へ。「家畜慰霊碑」を見つけたが、地名の「牛込」となにやら関係ありそう。
 その後、本多横丁から狭い路地へ入り、しばらくは別世界のようなたたずまいが続く石畳を歩く。
 山茶花が品よく咲いている。民家のような料亭や旅荘もある。日曜日の午前中ということで、新聞受けに配達されたままの朝刊も目につく。猫もいた。
第21回 大江戸線句会(牛込神楽坂・11月21日)_b0029438_225888.jpg
 表通りに戻ってからは、各自フリーの吟行。
 12時半頃に外堀通りを「東京女子マラソン」のランナーが走り抜けるので、その時間を頭に入れ一人吟行をしたが、途中で有名な細木数子事務所のビルを発見。
 昼食は「鳥茶屋」で天麩羅付きのせいろうどん1,575円也。

 マラソンはスタートして6キロ地点辺り。朝日新聞の紙の旗をもらう。
 近くの東京理科大で「理大祭」もあり、賑やかだ。イヤホーンで文化放送の実況を聞きながら待つ。
 外国選手を先頭に集団であっという間に通過。注目のアテネでは補欠の千葉真子選手はサングラスをしておりよく判らなかった。最後のランナーが通過するまで観戦。
第21回 大江戸線句会(牛込神楽坂・11月21日)_b0029438_2253976.jpg 観戦する前に頭で作ったのが下の句だが、おじさんの想像したとおりではなかった。

女子マラソン時に大きな乳房ゆく  研一
 なお、季語は「マラソン」としたが、まだ認知されていないようだ。

 その後、ドトールへ。ここで1句。

文机に消しゴムの屑冬ぬくし  研一
 実際はもちろん木のテーブル。屑を発見して句心・・。このテーブルで近くの理大生が勉強していた模様。近くにもそういう学生がいた。理数系は、計算とかで結構鉛筆を使うのだろうと勝手に解釈した。

 句会場は集合場所に戻って新宿区立の「牛込箪笥地域センター」で、なんと部屋は調理教室、名前も「トマト」だ。適当な部屋が満室だったそうで、いやいや幹事のMちゃま、いつもごくろうさまです。
 すぐ横に水道の蛇口があったり、「句座島々のように組み」で、清記用紙を島から島へ渡すのに歩いて行くというのも愉快だった。

  公式サイト⇒「大江戸線句会」

 さて、終了後は今年最後の大江戸線句会でもあり、忘年会を挙行。本多横丁から路地に入った洒落た居酒屋「五合」へ。
 かなりアルコールも飲み大いに盛り上がった。出たのは10時半頃。外は雨が降ってた。冷たい雨の中駅まで早足で歩いた。
 この店、素敵な店で食材もこってたが、一つだけ気になったのは、壁に貼ってある品書きに「取鳥産 大山地鶏」と書かれていたこと。店の若い男性に言うと、よく指摘されているようで「はい、すみません」と明るく答えていた。

                       (注)マラソンの画像は「asahi.com」より
by ken28-575 | 2004-11-23 02:30 | 句会日記 | Comments(0)


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