第21回 坂東吟行(八溝山日輪寺・茨城県大子町、8月28日)

b0029438_23482496.jpg 今回は、前泊をせざるを得ない遠方での句会。
 奥久慈の大子町の宿泊先は温泉で、その夜は二回入った。

 しかし、のんびりすることもなく、やはりそこは句会のメンバー。
 夕食後、部屋に9人が集まり、敷かれていた布団を片付け、11時過ぎまで句会。
 兼題は「葛の花」「稲」「野分」で、当季雑詠を含み5句出句。
 この句会で勉強になったのは、いわゆる「キセル俳句」について。
 上五と下五の両方に名詞を使うことはよくない。句に広がりが欠け、余韻もなくなる。
 その例となった句は、実は私の出句で、兼題の「葛の花」を上五にそのまま使ってしまった。
 「葛咲いて」とされたらとの指摘。知ってはいたが、言い訳しても始まらない。

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 さて、句会当日はマイクロバスで八溝山の山頂へ。
 ここは茨城・福島・栃木の三県にまたがるところで、標高は1,020m。
 そこから300mほど下がったところに八溝山日輪寺があるが、「遥拝ですましてしまう者がいたほどの坂東札所第一の難所」だそうだ。
 あいにく、雲海にはばまれて視界はもうひとつだったが、その雲海は見事。

b0029438_23494710.jpg 宿泊した余暇開発センター「やみぞ」に戻って、1時から句会。53名が3句出句。
 前日に袋田の滝を訪れた方も多く、滝の句も多く出された。
 私はパッとせず、一般選で一度名乗っただけ。

 今回の吟行地は、水戸から水郡線のローカル列車に乗って約1時間半もかかる奥地で、再び訪れることはないだろうと思いながら、大子の駅を後にした。
 自宅には9時前に辿り着いた。

雲海に総身ゆだね日輪寺 研一
by ken28-575 | 2005-08-29 00:35 | 句会日記 | Comments(0)


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