カテゴリ:俳句あり( 217 )

平成29年12月号

 研一 (9月10日締切)
   秋暑し島根広島高知とて
   誰だつてなりたくないさ案山子には
   赤とんぼ向きをそろへて下りて来し
   明日のため少し残して草をとる
   没句
    現れてこそ赤とんぼ赤とんぼ
               画像は掲句には関係なく、11月上旬の宍道湖です。雲がまだ秋らしい。              
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by ken28-575 | 2017-12-01 00:00 | 俳句あり | Comments(0)

平成29年11月号

 研一 (8月10日締切)
   少年兵高校球児蝉時雨
   初蝉の鳴き声途切れそれつきり
   向日葵のうしろに回る恐ろしき
   没句
    西瓜二切れ民宿の朝食に
    朝顔の伸びて伸ばして二階家に
                       画像は米子水鳥公園。建物はネイチャーセンターです。           
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by ken28-575 | 2017-10-29 20:47 | 俳句あり | Comments(0)

平成29年10月号

 研一 (7月10日締切)
   七月の書店に昆虫図鑑かな
   進物用高級線香梅雨開くる
   どことなく人の気配す梅雨の月
   没句
    甘酒の瓶に微笑む微笑まれ
    金魚玉の中に旧札骨董市
                   この画像は先日の大山です。  
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by ken28-575 | 2017-09-30 22:11 | 俳句あり | Comments(0)

平成29年9月号

 研一 (6月10日締切)
   風音に簾の簾らしくなり
   薔薇園にフランスパンのやうな人
   年金の手続き済ませたる薄暑  済ませたる薄暑済ませ薄暑かな
   没句
    母の日や母と歩きし御朱印帳
    薄暑かな噛めばとろけるチョコレート
                        
      朝顔に蟻
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by ken28-575 | 2017-08-28 21:01 | 俳句あり | Comments(0)

平成29年8月号

研一 (5月10日締切)
   陽炎のやうに無職となりにけり
   柏餅鬘の似合ふ旅役者
   花びらを追ふ花びらのあの世まで
    没句
    花びらを落として後の長きかな
    あたたかやロープウェイの箱の中

 

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by ken28-575 | 2017-07-31 00:10 | 俳句あり | Comments(0)

平成29年7月号

研一 (4月10日締切)
   清明や職退くも変りなく
   職辞して平日十時花の下
   渡し舟向きを揃へて花を待つ
    没句
    春寒しロープウェイの箱にかな
    裏山の桜遅れることもなく

 
(3月25日・滋賀県近江八幡市)
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by ken28-575 | 2017-06-28 00:06 | 俳句あり | Comments(0)

平成29年6月号

研一 (3月10日締切)
   雛の顔益々若くなりにけり
   雛飾る静かな部屋に雛飾る
   雛壇の屏風の裏にギリシア文字
   檜扇を持たせ女雛となりにけり
   没句
    灯を消せば雛人形も目を瞑る
 
久々の4句欄です。
主宰の選評から(1句目)・・「類想なし、新鮮である」
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by ken28-575 | 2017-05-27 21:10 | 俳句あり | Comments(0)

平成29年5月号

研一 (2月10日締切)
   寒の入云はれなくても寒に入る
   ニン月やほつたらかしの梨畑
   喜びをよぶニン月の光かな
   没句
    頬被りして裏山の梨畑
    立春の大雪春を引き寄せる

 
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by ken28-575 | 2017-04-28 09:43 | 俳句あり | Comments(0)

平成29年4月号

研一 (1月10日締切)
   初夢に美しすぎる父と母  母と父
   大皿に風呂吹二つ妻六十
   詐欺被害防止の賀状署から受く
   没句
    白鳥不在真昼間の水平線
    午後からの時間を余す三日かな

 

先日訪れた近江八幡市。桜の開花はそろそろでしょうか。
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by ken28-575 | 2017-03-31 21:53 | 俳句あり | Comments(0)

平成29年3月号

研一 (12月10日締切)
   通院の帰路白鳥に逢ひにゆく
   押入れのにほひそのまま冬帽子
   青色とも白色とも冬の空
   没句
    冬空に切り傷一つありにけり
    荷台揺れ大根の葉の踊りだす

 
 先日の大阪からの帰路。特急列車の車窓から大山を。この方向から見える姿を、俗に「裏大山」と呼んでいます。
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by ken28-575 | 2017-02-27 21:01 | 俳句あり | Comments(0)