カテゴリ:俳句あり( 209 )

平成29年4月号

研一 (1月10日締切)
   初夢に美しすぎる父と母  母と父
   大皿に風呂吹二つ妻六十
   詐欺被害防止の賀状署から受く
   没句
    白鳥不在真昼間の水平線
    午後からの時間を余す三日かな

 

先日訪れた近江八幡市。桜の開花はそろそろでしょうか。
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by ken28-575 | 2017-03-31 21:53 | 俳句あり | Comments(0)

平成29年3月号

研一 (12月10日締切)
   通院の帰路白鳥に逢ひにゆく
   押入れのにほひそのまま冬帽子
   青色とも白色とも冬の空
   没句
    冬空に切り傷一つありにけり
    荷台揺れ大根の葉の踊りだす

 
 先日の大阪からの帰路。特急列車の車窓から大山を。この方向から見える姿を、俗に「裏大山」と呼んでいます。
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by ken28-575 | 2017-02-27 21:01 | 俳句あり | Comments(0)

平成29年2月号

 研一 (11月10日締切)
   白鳥来原発避難指示区域
   白鳥来二十日後数へきれぬほど
   立冬や地震の様子を寺に聞き  聞き聞く
   地震続く墓倒れずに冬に入る
   没句
    大統領選挙姦し柘榴の実
久々の4句欄。地震は昨年10月の鳥取中部地震のことです。   


by ken28-575 | 2017-02-01 23:08 | 俳句あり | Comments(0)

平成29年1月号

 研一 (10月10日締切)

   風呂の湯を抜く虫の音に逆らつて
   安保法一年虫の鳴きつぷり
   昼の虫人もまばらな選果場
   没句
    硝子戸を拭く曼珠沙華の高さまで
    九一九奇数の並ぶ子規忌かな

   

俳壇1月号の目次です。主宰の名前の表記に誤りあり。95ページ「私の俳句遍歴」です。本文には誤りなし。
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by ken28-575 | 2016-12-31 17:24 | 俳句あり | Comments(0)

平成28年12月号

 研一 (9月10日締切)

   バリカンの首筋に来て秋澄めり
   よりかかる同じ模様の秋の蝶
   鉦叩一打も十の手前まで
   没句
    出番待つ見えねど虫の姿して
    二百字詰原稿用紙白桔梗     

   
  この画像は10月初旬の米子水鳥公園。白鳥の飛来前です。
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by ken28-575 | 2016-11-30 20:58 | 俳句あり | Comments(0)

平成28年11月号

11月号(8月10日締切)  研一

   冷房に馴らされてゆくからだ
   薄つぺらな箱の中から海水着
   客帰り客間に残る涼しさよ

    没句
     客帰りそのまま使ふ蚊遣香
     ぶら下がる姿も知らず青胡瓜

 二句目の「海水着」は6月に投句し、既に9月号に掲載された句。みっともないことに失念しておりました。
      

 今年も年賀状の発売が近づいています。
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by ken28-575 | 2016-10-27 22:01 | 俳句あり | Comments(2)

平成28年10月号

10月号(7月10日締切)  研一

   山見ゆる二階に寝起きして涼し
   半袖の警察官の頼りなき
   夕虹やさきほどの人見失ふ

    没句
     夏草の山見失ふほど茂る
     夕虹や三色で足る信号機

  

 画像は先日の大山の夜明け。
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by ken28-575 | 2016-09-29 21:53 | 俳句あり | Comments(0)

平成28年9月号

9月号(6月10日締切)  研一

   シャガールもモネもピカソも梅雨めきぬ
   薄つぺらな箱の中から海水着
   サングラスはづし損ねて地下街へ

    没句
     救急車薄暑の川に来て止まる
     信号の色褪せてくる薄暑かな

 画像は俳句に関係ないが釣りをする家族。真夏の景だ。 あー、リオ五輪も過去のこと、その八月も終わろうとしている。
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by ken28-575 | 2016-08-29 21:46 | 俳句あり | Comments(0)

平成28年8月号

8月号(5月10日締切)  研一

   わか葉にはわか葉のにほひ闇の夜
   眼前の霞の奥に隠岐の島
   花曇遅れて届く訃報また   訃報また訃報かな

    没句
     若葉ゆらす鳥の尾の揺れ鳥の声
     大木の色に似合はぬ若葉かな

 画像は俳句に関係ない夏の浜辺です。  
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by ken28-575 | 2016-07-28 23:28 | 俳句あり | Comments(0)

平成28年7月号

7月号(4月10日締切)  研一

   あの船も廃船と見し春の昼   廃船と見し廃船に見ゆ
   白鳥帰るボーンチャイナに黄身落とす
   桜散る地上に近きところから

    没句
     春陰や目元危ふき竹人形
     新聞紙三和土に広げ燕の巣

 6月の倉吉市内ですが、俳句と関係ありません。   
 
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by ken28-575 | 2016-06-29 20:54 | 俳句あり | Comments(0)