カテゴリ:俳句あり( 217 )

平成29年9月号

 研一 (6月10日締切)
   風音に簾の簾らしくなり
   薔薇園にフランスパンのやうな人
   年金の手続き済ませたる薄暑  済ませたる薄暑済ませ薄暑かな
    没句
    母の日や母と歩きし御朱印帳
    薄暑かな噛めばとろけるチョコレート
                        

          朝顔に蟻です
b0029438_20412688.jpg

by ken28-575 | 2017-02-01 23:08 | 俳句あり | Comments(0)

平成29年1月号

 研一 (10月10日締切)

   風呂の湯を抜く虫の音に逆らつて
   安保法一年虫の鳴きつぷり
   昼の虫人もまばらな選果場
   没句
    硝子戸を拭く曼珠沙華の高さまで
    九一九奇数の並ぶ子規忌かな

   

俳壇1月号の目次です。主宰の名前の表記に誤りあり。95ページ「私の俳句遍歴」です。本文には誤りなし。
b0029438_17202684.jpg

by ken28-575 | 2016-12-31 17:24 | 俳句あり | Comments(0)

平成28年12月号

 研一 (9月10日締切)

   バリカンの首筋に来て秋澄めり
   よりかかる同じ模様の秋の蝶
   鉦叩一打も十の手前まで
   没句
    出番待つ見えねど虫の姿して
    二百字詰原稿用紙白桔梗     

   
  この画像は10月初旬の米子水鳥公園。白鳥の飛来前です。
b0029438_20555452.jpg

by ken28-575 | 2016-11-30 20:58 | 俳句あり | Comments(0)

平成28年11月号

11月号(8月10日締切)  研一

   冷房に馴らされてゆくからだ
   薄つぺらな箱の中から海水着
   客帰り客間に残る涼しさよ

    没句
     客帰りそのまま使ふ蚊遣香
     ぶら下がる姿も知らず青胡瓜

 二句目の「海水着」は6月に投句し、既に9月号に掲載された句。みっともないことに失念しておりました。
      

 今年も年賀状の発売が近づいています。
b0029438_21573127.jpg

by ken28-575 | 2016-10-27 22:01 | 俳句あり | Comments(2)

平成28年10月号

10月号(7月10日締切)  研一

   山見ゆる二階に寝起きして涼し
   半袖の警察官の頼りなき
   夕虹やさきほどの人見失ふ

    没句
     夏草の山見失ふほど茂る
     夕虹や三色で足る信号機

  

 画像は先日の大山の夜明け。
b0029438_2152173.jpg

by ken28-575 | 2016-09-29 21:53 | 俳句あり | Comments(0)

平成28年9月号

9月号(6月10日締切)  研一

   シャガールもモネもピカソも梅雨めきぬ
   薄つぺらな箱の中から海水着
   サングラスはづし損ねて地下街へ

    没句
     救急車薄暑の川に来て止まる
     信号の色褪せてくる薄暑かな

 画像は俳句に関係ないが釣りをする家族。真夏の景だ。 あー、リオ五輪も過去のこと、その八月も終わろうとしている。
b0029438_21335655.jpg
  

by ken28-575 | 2016-08-29 21:46 | 俳句あり | Comments(0)

平成28年8月号

8月号(5月10日締切)  研一

   わか葉にはわか葉のにほひ闇の夜
   眼前の霞の奥に隠岐の島
   花曇遅れて届く訃報また   訃報また訃報かな

    没句
     若葉ゆらす鳥の尾の揺れ鳥の声
     大木の色に似合はぬ若葉かな

 画像は俳句に関係ない夏の浜辺です。  
b0029438_2326134.jpg

by ken28-575 | 2016-07-28 23:28 | 俳句あり | Comments(0)

平成28年7月号

7月号(4月10日締切)  研一

   あの船も廃船と見し春の昼   廃船と見し廃船に見ゆ
   白鳥帰るボーンチャイナに黄身落とす
   桜散る地上に近きところから

    没句
     春陰や目元危ふき竹人形
     新聞紙三和土に広げ燕の巣

 6月の倉吉市内ですが、俳句と関係ありません。   
 
b0029438_2049581.jpg
           
by ken28-575 | 2016-06-29 20:54 | 俳句あり | Comments(0)

平成28年6月号

6月号(3月10日締切)  研一

   笑はぬも笑ふも男山笑ふ
   防虫剤半分に切り雛しまふ
   鳥籠の中は空つぽ猫の恋

    没句
     春雨や履歴書三通用意して
     雛しまふ着替へを持たぬ雛人形


 

by ken28-575 | 2016-05-30 22:53 | 俳句あり | Comments(0)

平成28年5月号

5月号(2月10日締切)  研一

   鳥籠に鳥籠を載せ春めかす
   薄氷に大きな鳥の下りて来し  薄氷に ← 薄氷や
   欄干の隙間すり抜け春来たる

    没句
     日蔭から日向に移す冬の朝
     一本と呼ぶ大寒のタオルかな

 

by ken28-575 | 2016-04-24 21:54 | 俳句あり | Comments(0)